副鼻炎症
副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔という空洞に炎症が起こる病気です。風邪やアレルギーなどが原因で、鼻水、鼻づまり、顔の痛み、頭痛などの症状が現れます。症状が長引くと、慢性化することもあります。当院では、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせた適切な治療をご提案し、快適な毎日を送れるようサポートいたします。
副鼻腔炎の症状について
副鼻腔炎の主な症状は以下の通りです。
- 鼻水(黄色や緑色のドロッとした鼻水が出ることがあります)
- 鼻づまり
- 顔の痛みや圧迫感(特に目の奥、頬、額など)
- 頭痛
- 嗅覚の低下
- 痰が絡む
- 咳
- 発熱(まれに)
これらの症状は、風邪やアレルギー性鼻炎の症状と似ているため、区別が難しい場合があります。症状が長引く場合や、悪化する場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
副鼻腔炎の原因について
副鼻腔炎の主な原因は、以下の通りです。
- 風邪などのウイルス感染
- 細菌感染
- アレルギー性鼻炎
- 鼻中隔弯曲症(鼻の骨が曲がっている状態)
- 鼻ポリープ(鼻の中にできる良性の腫瘍)
- 真菌(カビ)感染
- 歯性感染(歯の炎症が副鼻腔に広がる)
風邪やアレルギー性鼻炎によって鼻の粘膜が炎症を起こし、副鼻腔の入り口が塞がれると、副鼻腔の中に細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、副鼻腔炎を引き起こします。また、鼻中隔弯曲症や鼻ポリープがあると、副鼻腔の換気が悪くなり、副鼻腔炎のリスクが高まります。
副鼻腔炎の種類について
副鼻腔炎は、炎症の期間によって、以下の2種類に分けられます。
- 急性副鼻腔炎:症状が4週間以内のもの
- 慢性副鼻腔炎:症状が3ヶ月以上続くもの
急性副鼻腔炎は、風邪などが原因で起こることが多く、適切な治療を行えば比較的早く治ります。一方、慢性副鼻腔炎は、様々な原因が複雑に絡み合って起こることが多く、治療に時間がかかる場合があります。
また、慢性副鼻腔炎の中でも、鼻の中に鼻茸(はなたけ)というキノコのようなものができるものを「好酸球性副鼻腔炎」と呼びます。好酸球性副鼻腔炎は、難治性で再発しやすいことが知られています。
副鼻腔炎の治療法について
副鼻腔炎の治療法は、症状や原因、炎症の程度によって異なりますが、主に以下の方法があります。
薬物療法
抗生物質、抗炎症薬、粘液溶解薬、ステロイド薬などを使用します。抗生物質は、細菌感染が原因の場合に有効です。抗炎症薬やステロイド薬は、炎症を抑える効果があります。粘液溶解薬は、鼻水を柔らかくして排出しやすくする効果があります。
鼻うがい
生理食塩水などで鼻の中を洗い、鼻水や膿を洗い流します。鼻うがいは、鼻の粘膜を清潔に保ち、炎症を抑える効果があります。市販の鼻うがい器具を使用するか、薬局で生理食塩水を購入して行うことができます。
ネブライザー療法
薬液を霧状にして鼻から吸入し、鼻の奥まで薬を届けます。ネブライザー療法は、薬物療法と併用することで、より高い治療効果が期待できます。
手術療法
薬物療法や鼻うがいなどの保存的治療で改善しない場合や、鼻ポリープ、鼻中隔弯曲症などが原因で副鼻腔炎を繰り返す場合は、手術を検討します。手術は、内視鏡を用いて鼻の穴から行うことが一般的です。手術によって、副鼻腔の換気を改善し、炎症を抑えることができます。
当院では、患者さんの状態に合わせて、上記のような治療法を組み合わせて行います。慢性副鼻腔炎で内視鏡手術が必要な患者さんには、連携している専門の医療機関をご紹介いたします。
副鼻腔炎についてのよくある質問
Q1. 副鼻腔炎はうつりますか?
A1. 副鼻腔炎自体はうつりませんが、原因となる風邪やインフルエンザなどのウイルス感染がうつる可能性はあります。手洗いやうがいをしっかり行い、感染予防に努めましょう。
Q2. 副鼻腔炎を放置するとどうなりますか?
A2. 副鼻腔炎を放置すると、慢性化したり、髄膜炎や眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)などの重篤な合併症を引き起こしたりする可能性があります。早めに適切な治療を受けるようにしましょう。
Q3. 妊娠中に副鼻腔炎になった場合、薬を飲んでも大丈夫ですか?
A3. 妊娠中は、使用できる薬が限られています。自己判断で市販薬を服用せず、必ず医師に相談してください。当院では、妊娠中でも安全に使用できる薬を処方いたします。
院長より
副鼻腔炎は、多くの方が経験するありふれた病気ですが、症状が長引くと日常生活に大きな支障をきたすことがあります。当院では、患者さんのお話をじっくり伺い、丁寧な診察を行うことで、症状の原因を特定し、最適な治療法をご提案いたします。
私たちは、鼻の専門家として、最新の知識と技術を駆使し、患者さんのQOL(生活の質)向上に貢献したいと考えています。鼻のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 ●●駅からもアクセスしやすい場所にありますので、お気軽にお越しください。
